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脳卒中センター

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脳卒中とは

図2
脳卒中とはどんな病気でしょうか?脳卒中は、原因により以下のように大きく分けられます。
血管が破れて起こる「脳出血」と「くも膜下出血」、血管が詰まって血液が流れなくなり脳の組織が死んでしまう「脳梗塞」に分けられ、当院では毎年 約300人前後の脳卒中患者が入院してきます。 脳卒中の治療で最近最も劇的に改善したのは、脳梗塞の治療です。
脳卒中とは
r-tPAといって脳の血管を詰めてしまった血栓を溶解し、脳の血流を再開させ、脳 梗塞を最小限にくい止める薬剤です。日本で行われた臨床試験では、37%の人がほとんど障害の無い状態まで回復しています。しかし薬剤ですから副作用もあり、 脳の血管が一度詰まることでその先の血管がもろくなり、この治療によって血流が再開したときに血管が破綻して出血をきたし、それにより致命的になる危険性も 報告されています。そのため使用が発症3時間以内と厳しく制限されており、厳密な施設基準と治療指針が定められています。
この薬剤は、海外では以前から使用されていましたが、日本では2005年10月より使用が可能となりました。当院でも2006年5月から使用開始し、2007年10月現在、16例に投与しましたが、 半数以上は麻痺が劇的に改善し、良好な結果を得ています。しかしこのように使用できた患者は全脳梗塞のほんのわずかしか対象になっていません。 その大きな理由が発症から来院までの時間が2時間以内の来院でないと必要な採血検査などができないため投与が困難となります。以下のような脳卒中を疑わせる ような症状がでたら、すみやかに病院に来院することをお勧めします。
脳卒中を疑わせる症状
・半身の顔面や手足の急な脱力、片側の感覚(しびれや知覚がないなど)
・突然の視力低下もしくは視野欠損(特に片側)
・発語障害、言語理解障害
・誘因のない(外傷などの原因がない)突然の激しい頭痛
・原因不明のめまい、ふらつき、急な失神(特に前駆症状を伴う場合)
次に脳卒中が予防できるかという問題です。
脳卒中は、はたして予防ができるのでしょうか?答えは、かなりの程度は予防できます。くも膜下出血の原因は脳動脈瘤の破裂で発症し、まったく危険因子が無くても起こりえますが、それ以外の脳出血や脳梗塞は、ほとんどの場合、脳血管の動脈硬化によって起こります。動脈硬化は加齢だけでも進行しますが、それ以外の危険因子をいくつ持っているかで発症するかがほぼ決まります。特に脳卒中の危険を最も高めるのが、内臓脂肪蓄積による肥満です。それにより、血圧が上昇し、インスリンの感受性も低下させ糖尿病を発症させます。糖尿病になると正常人に比べ約3倍脳卒中のリスクが高くなります。それが、メタボリック症候群という状態で、現在沖縄県は、肥満全国一で新規糖尿病の患者も急激に増加しています。このままでは、おそらく脳卒中発症全国一になるのも目前です。そうならない為にも、日ごろの生活習慣を改めて見直し、脳卒中予防について考えてみてはどうでしょうか?

脳卒中 起きる前に まず予防